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カラーコーディネーター検定試験(第49回)を併願受験して合格した話

カラーコーディネーター検定試験 は東京商工会議所の検定試験です。2020年にリニューアルし、1・2・3級はアドバンス・スタンダードクラスの2つになりました。リニューアル後の初検定となる第48回(2020年6月7日)は感染症の影響により中止。第49回(2020年11月29日)が初検定となりました。2021年度からはIBT(Internet Based Test・インターネット経由での試験)となってしまうので、第49回検定試験はリニューアル後最初で最後のマークシート試験。私はアドバンス・スタンダードを併願受験して合格しました。


カラーコーディネーター検定試験®
URL https://www.kentei.org/color/
※最新情報(試験の有無やテキストの修正など)は必ずサイトから確認しましょう。
※2021年度の第50回検定試験からIBT (Internet Based Test・インターネット経由での試験) です。試験方法・期間・時間も異なりますのでご注意ください。
※この記事の内容は私個人の体験談です。実施は自己責任でお願いいたします。また検定試験や関連団体とは一切関係ありません。

資格取得(第49回検定試験)にかけた費用:合計 約24,420円 

カラーコーディネーター検定試験料
スタンダードクラス受験料:5500円(税込)
アドバンスクラス受験料:7700円(税込)

カラーコーディネーター公式テキスト
スタンダードクラス:3410円(税込)
アドバンスクラス:5830円(税込)

練習問題
スタンダードクラス:990円(税込・送料別)
アドバンスクラス:990円(税込・送料別)

私の勉強方法
STEP1
テキスト(スタンダード・アドバンス)を黙読
STEP2
テキスト(スタンダード・アドバンス)を 全て読み上げて録音
STEP3
音源とテキストを合わせてインプット
STEP4
練習問題から問われ方の傾向を把握
STEP5
試験用に覚える部分と今後仕事で使う部分に分けてアウトプット

当日会場に持って行ったもの
・受験票(体温記載済)
・シャープペン2本(PRO-USE 171)
・消しゴム2個(MONO one)
・腕時計(SKAGEN Aaren)
・身分証明書(試験官が回ってくるまで伏せておく)
・トローチ(万が一乾燥で喉が耐えられなくなった場合用)
・湿布(肩と腰に装着)

試験会場の近くに前泊する
以前販売士2・3級の試験でお世話になった商工会議所で申込をしていたので、会場の雰囲気(会場の広さ、机の間隔、お手洗いの位置や机や椅子の質感)は分かっていました。ビビりの私は準備10割です。午前にスタンダード、午後にアドバンスを受験して神経を消耗してしまうので、ひとりでゆっくりできる音のない休息空間が必要と判断し、試験会場近くに前泊して絶対的な平和休息空間を確保しました。

前日から終了まではタイムスケジュールを組んで、何をいつどのタイミングで食べるか、休息をとるかなどを細かく計算していきました。これは2021年に受験する販売士1級検定試験の予行練習を兼ねていたので実践できてよかったです。

皆さまは私のような方法で取り組む必要はまったくありません。難易度も普通の試験です(第49回のアドバンス合格率50.3%、スタンダード合格率72.3%)。第50回からは IBT(Internet Based Test・インターネット経由での試験) になりますから受験方法が違いますし、難易度も変化するでしょうし。私のようにする必要はまったくありませんよ!ご自身に合う方法で学び、目的をはたしていただけたらと思います。

第49回の検定試験を受験するにあたって私がどのような気持ちだったのか、以降の文章も目を通していただけたらとても嬉しいです。

shamscoordinate

検定試験を受けようと思ったきっかけ
私はBRIGADEだけではなくファッション通販サイトshamsも営んでいます。どちらも学校で学んだり会社組織での業務経験を経て独立したものではなく、すべて独学ではじめてここまで続けてきました。shamsは2021年で15年目、BRIGADEは6年目に入ります。今までさまざまな方からアドバイスをいただく機会はあったものの「 色 」についてアドバイスをいただくことや学んだことはありませんでした。BRIGADEとshamsのこれからのために色の基礎(型・土台)を学びたかったのが一番の理由です。

独学で色々とやっていると基礎を飛ばしてもできてしまうことがあったり、ある程度まではセンスや経験で何とかなる部分もあって、その感覚的なところを大切に思ってきました。でも基礎ができていないと独学やセンスや経験では解決できないときがあります。2020年の春は基礎がない自分、型がない自分、破るほどの型など持ち合わせていない自分を痛感する出来事がいくつも重なりました。

私はあらためて基礎 (型・土台) の上に自分のセンスや経験を載せていかなければこれから先に進めないことを確信し、試験勉強を通して学びを深めながら基礎をインプット・仕事を並走してアウトプットすることにしました。

スタンダードのテキストの厚み=約9㎜
アドバンスのテキストの厚み=約1.8㎜
※末尾参考・引用文献含む。テキスト平置き採寸時。

テキストに気持ちが高揚して併願受験即決
2020年4月、直前に別の検定試験を受験して勉強体制はできていました。このままリニューアル後の初検定( 第48回 2020年6月7日 )を受験できるかもしれないとテキストを求めてさっそく書店へ行きました。アドバンスのテキストを開いてみると…何が書いてあるかさっぱりわからない。S錐体の機能が失われた色の見え?分光測色方法?p型半導体とn型半導体?即心が折れました。スタンダードのテキストを手に取ってこちらも心が折れたらどうしようと開いたら「光がなければ色は見えない」という一文が目に留まりました。

私は検定試験のテキストを求めて書店に来ているはずなのに、その一文に自分を揺さぶる何かを見つけたような気がしました。ここではお名前を記載しませんがテキストは各章の執筆者?が異なっています。それぞれの章で感じるものがあって初学者の自分が勇気づけられた言葉も多くありました。折れた心が復活して高揚です。勢いテキストを両方買って併願受験を即決しました。

テキストが眩しい
私が購入したスタンダード・アドバンスのテキストは第1版第1刷発行のものです。現在のテキストはどのようなものか確認していないのですが、 第1版第1刷発行のテキストは昼白色の電球の下で開くと(私の勉強する環境下でテキストを開くと)、ややちらつきを感じて疲れやすかったです。私の年齢的なものもありますが、すこし光沢のある用紙を使用しているようなので、目の感覚が過敏な方はテキストを立てるか照明の当たり方を工夫すると良さそうです。

テキストのちらつきが気になって内容が頭に入って来づらいので、テキストをすべて音読して音から覚えることにしました。自分で解説を入れてわかりづらい言葉を自分なりの言葉にして理解するようにしたり、色の組み合わせやカラーチャートの考え方は実際に手を動かして、自分に合う方法でテキストを覚えていきました。

私はスタンダード・アドバンスのテキストで色の基礎的なことを学べて良かったと感じています。検定試験のためのテキストなので内容量は少ないですが的が絞られていた分、自分に必要なところは興味が増したのでテキストを離れて引き続き学んでいます。スタンダードで基礎。アドバンスで応用とまではならない部分も感じましたが、基礎より更に内容を深堀しているところがあるのでスタンダードを先に学んでおくことで、理解を深められました。


幻の第1版
第1版は公式サイトでテキストの交換が発表されています(誤植が多く発見されたため)。交換が発表されたとき私はテキストに考え方や応用時の工夫を書き込んでいて、検定間際だったのでもう交換ができない(交換している間に勉強できない方が損失)状態で…。公式サイトで発表された箇所を自分で修正しながら覚え直していきました。今も手元に第1版第1刷発行のものがあります。私にとっては大切な戦友です。

感染症の影響で第48回検定試験は中止、そして頭はキレッキレに。
2020年の4月5月は急激な環境変化の波に飲み込まれていました。正直試験勉強どころじゃなかったので第48回( 2020年6月7日 )の検定試験が中止と発表されたときはほっとしました。第49回にはきちんと勉強を間に合わせようと思いつつ、結局試験2か月前まではテキストを開けずにいました。

第49回検定試験の開催が決まった直後、第50回検定試験からは IBT(Internet Based Test・インターネット経由での試験) になることが発表されました。緊張感と丁寧な塗りつぶしが心地よいマークシートではなくて、キーボードタタッターン(文字を打つ試験ではないのかもしれませんが)のインターネットです。試験時間はスタンダート・アドバンスともに120分から90分に変更です。私の頭の中はこんな風になっていました。

「検定試験がゴールなら第50回に行けばいい。でももうスタンダードとアドバンスの色々で基礎を自分の中に作って仕事へ応用しているよね。自分がおもしろいと感じる方で試験受けたいよね?第49回・第50回自分にとって正直どっちがおもしろい?そうだよね、私はマークシートぬりぬりの方だよね。正直めんどくさい方がやりがいも面白さ感じちゃうよね。じゃあめんどくさいほうの、手間のかかる方の、第49回を。忙しいのは理由にも言い訳にもならないよ、併願受験一発で合格しちゃおうね、はい第49回受験以外選択の余地なし優勝!」

勉強と仕事の並走と緊張感が続いているので頭が色々な意味でキレッキレです。極限状態に自分を追い込んで迎えたエクストリーム検定試験は最高に充実していました(おかげさまで一発合格できました)。

カラーコーディネーターの資格は役に立ちますか?
01:資格を活用できる場所があること(理解を示してくれる職場があること)
02:試験勉強から知識にして現場にアウトプットできること
何をもって役に立つかというところもありますが、私の個人的なところで言えばこの両方が果たせる環境を、自分自身で作っている(BRIGADEとshamsがある)ので役に立っています。ただこの資格を持っているからと声をかけられたりお仕事をいただくことはありません。

併せて学んでおいて良かった資格
販売士(1・2・3級)
URL https://www.kentei.ne.jp/retailsales
カラーコーディネーターと販売士は、小売業を行っている方にとって親和性が高い学びの組み合わせかなと思います。私はファッション通販shamsと、ひとり経営を支援するBRIGADEの現場で活かすために資格取得を通して学びを得ました。それぞれから得た学びのインプットに加えて、shamsとBRIGADEでの実践のアウトプットを続けていますので、より仕事がしやすくなったのを感じています。どのような資格であってもどのように活かすかが明確であればこそ学びに力が入るのかもしれません。個人的には自分自身で活かせる場所を作ってしまう方が、絶えず学び実力を更新せざるを得ない環境になるのでオススメです。

カラーコーディネーター検定試験後の変化
01:通販サイトshamsのリニューアル
販売士1級の勉強をしていたことも重なり、コロナ禍における諸々の変化に対応するために、マーケティングとマーチャンダイジングを大幅に見なおすことになりました。その結果、2021年3月にshamsのサイトをリニューアルできました。上の画像はサイトリニューアル時に検討した配色パターンです。カラーコーディネーター検定試験で学んでいなかったらこの配色にはならなかったかもしれません。2021年2月は販売士1級検定試験にshamsのサイト移転作業とBRIGADEを重ね、自分をより極限状態に追い込んでいました(販売士1級に合格した話はまた別の機会に)。

02:なりたい・ありたい・求めらる色を捉えて整える
shamsで洋服をBRIGADEで色や形を扱いながら感じていることなのですが、選ぶ色が自分にとってどのような意味をもつ色なのか、自分がなりたい・ありたいと思って選んだ色なのか、その色を選んだ意識がどこからきているのか。そういったことを把握することはとても大切だと感じています。色に求める自分のなりたい姿・ありたい姿を洋服に用いれば、色のイメージから叶えられる場合もありますし、ひとり経営のブランディングに用いればブランドカラーとして色のイメージを取り入れられる側面もあります。自分がなりたい姿やありたい姿が自分個人で楽しむものであったり、仕事や関係者など他者から求められる姿の色であればよいですし、そういったことが関係ないのであれば何も問題はありません。ですが関係があるとしたら。色のイメージが利益にも損失にもなる可能性があるとしたら。自分と事業を見つめ色のイメージを統合する作業は、ひとり経営のブランディングにとって礼儀にも武器にもなると私は感じています。お客さまや事業のなりたい・ありたい・求めらる色を捉えて整えること、そのための学びに終わりはありません。

おわりに
カラーコーディネーター検定試験のテキストの中に「色覚」について学ぶ項目があります。自分が当たり前に見えている色も誰かにとっては見づらいかもしれない、自分に見えている世界が当たり前ではないこと、色の見え方に多様性があること、色を扱うときに誰かに気持ちを寄せる大切さをあらためて認識しました。検定試験の勉強は私にとってさまざまな学びを得るきっかけとなりました。これから先も学び続けます。皆さまにとってもカラーコーディネーター検定試験が何かのきっかけになるといいですね。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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